自己分析のやり方をノートで|書き方の手順と項目
この記事の要点
- ノートは経験・感情・行動理由など5項目に分けて書くと進めやすい
- 1ページの作業時間はおおよそ15〜30分、完成まで数週間かかることもある
- 強み・弱みは1つに絞らず複数の仮説を残すと使い回しやすい
自己分析はノート1冊にまとめると振り返りやすい
自己分析のやり方で迷ったら、まずノートを1冊用意して「出来事」「感情」「気づき」の3つを書き分けることから始めるとよいです。スマホのメモより手書きのノートのほうが、あとから見返して書き足したり線でつないだりしやすいため、就活全体を通して使う記録として向いています。
この記事では、ノートを使った自己分析の具体的な手順と、書く項目の決め方、やってしまいがちな失敗を紹介します。紙とペンがあれば今日から始められる内容にまとめました。
自己分析にノートを使うメリット
自己分析アプリやExcelのテンプレートもありますが、ノートには次のような利点があります。
- ページをめくるだけで過去に書いた内容を一覧できる
- 図や矢印で出来事同士のつながりを自由に書き込める
- 手を動かして書くこと自体が記憶の整理につながるといわれる
一方で、文字が多くなると後から検索しづらいという弱点もあります。そのため、ノートの最初の数ページに「目次」や「索引」のようなメモを残しておくと、就活が進んでからも使いやすくなります。

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ハタラクエストで遊ぶ →自己分析ノートに書く5つの項目
何を書けばよいか分からないまま白紙のノートを前にすると、手が止まってしまうことがあります。あらかじめ次の5項目を見出しとして用意しておくと書き始めやすくなります。
1. 経験の棚卸し
小学校高学年から現在までの出来事を、学年ごとや「部活」「アルバイト」「学業」などテーマごとに書き出します。1行だけのメモでもよいので、まずは20〜30個を目安に数を出すことを優先してください。
2. 感情の記録
棚卸しした出来事それぞれについて、「うれしかった」「悔しかった」「夢中になれた」など、そのとき感じたことを書き添えます。感情が動いた出来事には、自分の価値観が隠れていることが多いためです。
3. 行動の理由
「なぜその行動を取ったのか」を自分に問いかけて書きます。1つの出来事に対して「なぜ?」を3回程度くり返すと、表面的な理由の奥にある考え方にたどり着きやすくなります。
4. 強み・弱みの仮説
2と3で見えてきた傾向をもとに、自分の強みと弱みを仮の形で書き出します。この段階では「本当に合っているか」は気にせず、思いついたものをすべて書いてかまいません。
5. 他己分析のメモ
家族や友人、大学のキャリアセンターの職員などに自分の印象を聞き、その内容を別の色のペンで書き加えます。自分では気づきにくい一面が出てくることがあり、4で書いた仮説を見直すきっかけになります。
ノートに書く手順の目安
書く順番に迷う場合は、次の流れで進めると全体を一通りカバーできます。
- 見開き1ページに出来事を1つずつ書き出す(所要時間はおおよそ15〜30分で1〜2ページ分)
- 書き出した出来事に感情と行動理由を書き足す
- 数ページ分たまったら、共通する強み・弱みの仮説を別ページにまとめる
- 1週間〜1か月ほど間を空けてから読み返し、仮説を更新する
- 他己分析の結果を書き加えて、自分の見方とのズレを確認する
全体の作業量は人によって差がありますが、1冊のノートを使い切るまでに数週間から数か月かかるケースもあります。一度で完成させようとせず、就活が進むなかで何度も書き足していく前提で始めるとよいでしょう。
よくある誤解
自己分析ノートについては、次のような誤解が見られます。
- 「きれいにまとめないといけない」という誤解:見た目を整えることよりも、思ったことをそのまま書き出すことのほうが大切です。清書は後からでもできます。
- 「1回書けば終わり」という誤解:自己分析は就活中に何度も見直すものです。エントリーシートを書く時期、面接が近づいた時期など、タイミングごとに読み返すとそのつど新しい気づきが出てきます。
- 「正解の強み・弱みがある」という誤解:強みや弱みは企業や場面によって見え方が変わります。ノートには複数の仮説を併記しておき、応募先に合わせて使い分ける準備をしておくと安心です。
自己分析ノートでよくある失敗例
自己分析ノートに取り組む際には、次のような失敗につながるケースがあります。
- 出来事を書き出す段階で「立派なエピソードでないといけない」と思い込み、手が止まってしまうケース。小さな出来事でも構いません。
- 強み・弱みの仮説を1つに絞り込みすぎて、エントリーシートごとに書き換えが効かなくなるケース。仮説は複数残しておくほうが後で使いやすくなります。
- ノートを書いたまま見返さず、エントリーシート提出の直前に慌てて読み返すケース。定期的に読み返す時間を先に予定へ入れておくと防ぎやすくなります。
いずれも「完璧に仕上げよう」とする気持ちから起きやすい失敗です。自己分析ノートは提出物ではなく自分用の記録なので、途中経過のまま残しておいて問題ありません。
ノート以外の情報もあわせて確認する
自己分析は自分の内面を振り返る作業ですが、働き方や職業の情報については公的機関がまとめた資料も参考になります。たとえば厚生労働省が運営する職業情報サイトでは、さまざまな職種の仕事内容がまとめられており、自己分析で見えてきた強みと職業を照らし合わせる材料になります。詳しくは厚生労働省の案内を確認してください。
また、エントリーシートの提出時期や採用選考のスケジュールは年度によって変わることがあるため、最新の情報は大学のキャリアセンターや各企業の公式案内で確かめることをおすすめします。
まとめ
自己分析のやり方に悩んだら、ノートに「経験」「感情」「行動の理由」「強み・弱みの仮説」「他己分析」の5項目を書き出すところから始めてみてください。1冊のノートに書きためていくと、就活が進むにつれて自分の考えがどう変わってきたかも見返せるようになります。完璧に書こうとせず、思いついたことをそのつど書き足していく姿勢で、自己分析ノートを育てていきましょう。
よくある質問
- Q. 自己分析ノートは何から書き始めればいいですか?
- A. まずは小学校高学年以降の出来事を思いつくまま書き出す「経験の棚卸し」から始めると手を動かしやすいです。立派なエピソードである必要はなく、1行メモ程度でも構いません。
- Q. 自己分析ノートはどのくらいの期間で完成させればいいですか?
- A. 一度で完成させるものではなく、就活期間中に何度も書き足していくものです。1週間〜1か月ほど間を空けて読み返し、仮説を更新していく進め方が向いています。
- Q. ノートとアプリ、どちらで自己分析をすべきですか?
- A. どちらでも問題ありません。ノートは図や矢印を自由に書き込める点、見返しやすい点が利点です。書きやすいと感じるほうを選び、途中で併用してもかまいません。

