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自己分析のライフラインチャート書き方|作成手順5ステップ

ノートと本を並べた学習用の机

公開: 2026-10-22 / 更新: 2026-10-22 ・ 読了 約4分

この記事の要点

  • 紙とペン1枚で30分〜1時間程度、今日中に着手できる
  • 山と谷に「なぜ」を書き足す作業が自己PR作成の鍵になる
  • 1人で完結させず家族や友人に見せると気づきが増えることがある

ライフラインチャートとは何に答えるための作業か

ライフラインチャートは、生まれてから今までの人生の満足度や気分の浮き沈みを1本の線で表し、そこから自己分析の材料を拾い出す作業のことだ。縦軸に満足度、横軸に年齢を取り、出来事ごとに線を上下させながら書いていく。

就活の自己分析でよく使われる理由は単純で、「頑張った経験」や「長所」をいきなり聞かれても言葉が出てこない人でも、線のグラフなら手を動かしながら思い出を辿れるからだ。面接でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」や「挫折経験」も、チャートの谷や山を見れば自然と候補が浮かんでくる。

紙とペンさえあれば今日の30分〜1時間程度でひと通り書き終えられる。パソコンのソフトや専用アプリは必須ではない。

用意するものと書き始める前の準備

必要なもの

準備として決めておくこと

書き始める前に、横軸の範囲を決めておく。小学校入学から現在までとする人もいれば、物心がついた頃からとする人もいる。範囲が広すぎると1つ1つの出来事が浅くなりやすいので、まずは直近10年程度に絞って書いてみて、足りなければ過去に遡る進め方でもよい。

縦軸は「プラスの感情だったか、マイナスの感情だったか」を5段階や10段階で構わないので、自分なりの物差しを決めておく。厳密さより、後で見返したときに自分が納得できるかどうかが大切だ。

ノートと本で学習を進める手元
ノートと本で学習を進める手元 /イメージ画像

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ライフラインチャートの書き方5ステップ

ステップ1 横軸に年齢・時期を区切る

紙を横に使い、左端を人生のスタート地点、右端を現在として、1年刻みか数年刻みで目盛りを入れる。

ステップ2 出来事を書き出す

部活動の大会、受験、アルバイト、家族の出来事など、記憶に残っている出来事を時期ごとに書き出す。この段階では良い出来事も悪い出来事も区別せず、思いつく限り並べるのがコツだ。1つの時期につき2〜3個程度出れば十分で、無理に数を揃える必要はない。

ステップ3 満足度に応じて線を上下させる

書き出した出来事それぞれについて、当時の満足度や気持ちの高さを思い出し、縦軸の位置に点を打つ。点を時系列順に結ぶと、山と谷のある1本の線が出来上がる。

ステップ4 山と谷それぞれに「なぜ」を書き足す

線が完成したら、特に高い山と深い谷を3〜5か所程度選び、「なぜそこが山(谷)だったのか」「誰が関わっていたか」「自分はどう行動したか」を線の近くにメモしていく。この「なぜ」の部分こそが、自己PRやガクチカの材料になる。

ステップ5 共通点を探して言葉にする

選んだ山や谷のメモを見比べ、共通して出てくる行動パターンや感情のきっかけを探す。例えば「誰かと協力して乗り越えた場面で満足度が上がっている」「1人で抱え込んだ場面で下がっている」といった傾向が見えてくることがある。この共通点が、自分の価値観や強みを言葉にする手がかりになる。

やってしまいやすい失敗例

ライフラインチャートの作成では、次のようなケースがある。

出来事を並べただけで終わってしまうケース。山と谷を書いた時点で満足してしまい、「なぜ」を書き足さないまま自己分析を終えてしまうと、面接で「それで、あなたの強みは何ですか」と聞かれたときに答えに詰まりやすい。線を引く作業はあくまで入り口で、そこから言葉を拾い出す作業にこそ時間をかける必要がある。

谷の出来事を避けてしまうケース。挫折や失敗を思い出すのがつらく、良かった出来事ばかりを書いてしまうことがある。しかし谷の部分には「何にストレスを感じるか」「どう立て直したか」という情報が詰まっており、自己分析では山と同じくらい重要な材料になる。

1人で完結させてしまうケース。自分では当たり前だと思っている出来事ほど、家族や友人に話すと「それはすごいことだよ」と言われることがある。書き終えたチャートを家族や友人に見せ、「この時期何してたと思う?」と聞いてみると、自分では気づかなかった強みを指摘してもらえることがある。

書いたチャートを就活にどう使うか

完成したライフラインチャートは、そのまま履歴書やエントリーシートに貼るものではない。山と谷から拾い出した「なぜ」の部分を、ガクチカや自己PR、志望動機の文章に組み立て直していく材料として使う。

例えば、文化祭の実行委員で意見がぶつかった時期が谷になっていて、そこから「周囲の意見を聞いて役割分担を見直した」という行動が書き足されていれば、それは「周囲と協力しながら課題を解決する力」として言語化できる。

自己分析のやり方に正解はなく、ライフラインチャートのほかにもモチベーショングラフや他己分析など複数の方法を組み合わせる人も多い。1つの方法だけで決めつけず、いくつか試しながら自分がしっくりくる言葉を探していくとよい。選考の時期や形式は年度によって変わるため、具体的な進め方で迷ったときは大学のキャリアセンターや厚生労働省の若者向け就労支援情報なども確認しておくと安心だ。

次に読むべき記事

ライフラインチャートで山と谷を書き出したら、そこから見えてきた強みや価値観をもとに、どんな業界や働き方が自分に合っているかを考える段階に進む。自己分析の次のステップとして、仕事選びの軸の立て方や、ベンチャー・大手といった会社の規模による働き方の違いを扱った記事もあわせて読んでみてほしい。

よくある質問

Q. ライフラインチャートはパソコンで作った方がいいですか?
A. 必須ではありません。紙とペンで十分に作成でき、手で書くことで思い出が浮かびやすくなるという声もあります。見やすく整理したい場合に表計算ソフトなどを使う人もいます。
Q. どのくらいの期間を振り返ればいいですか?
A. 決まりはありません。まずは直近10年程度に絞って書いてみて、材料が足りなければ小学校時代やそれ以前まで遡る進め方でも構いません。
Q. 谷(悪い出来事)が少ない場合はどうすればいいですか?
A. 無理に谷を作る必要はありません。山が多い人は、その山で共通する行動パターンや関わった人に注目すると、強みを言葉にしやすくなります。
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